住宅ローン借り換えの際に知っておきたいチェックポイント
住宅ローン借り換えの際に知っておきたいチェックポイントを3つご紹介します。
① 銀行によって得意な金利タイプは違う!
住宅ローンを取り扱っている銀行・金融機関は全国に数百社もあります。
通常の銀行以外にも住宅ローン販売に特化したモーゲージバンクというものまで登場しています。
住宅ローンを借り換える際に「どの銀行がいいのか?」という考え方で住宅ローンを選ぶと、損をしてしまうかもしれません。
何故なら、銀行・金融機関によって得意な「金利タイプ(固定金利期間)」が違うからです。
住宅ローンは変動金利、5年固定金利、10年固定金利、35年固定金利(全期間固定)などの金利タイプがあり、期間によってそれぞれ金利が異なります。
そして、大手銀行・ネット銀行を問わず、「この銀行は10年固定金利は安いけど、35年固定金利は高い」なんてことが往々にしてあります。
銀行ありきで住宅ローンを選ぶのではなく、ご自身の将来設計に合った返済プランのある金融機関を選ぶことが大切です。
② 金利だけで選んじゃダメ!
銀行のホームページに載っているそのままの金利(表面金利)だけで比較すると、損してしまう可能性があります。
なぜなら、住宅ローンの返済には、保証料や手数料、団体信用生命保険(団信)の保険料といった諸費用が加わり、銀行によっては諸費用がかなり高額だからです。
「金利の安さはいいんだけど、諸費用が高くて、結局、割高になってしまった」ということはざらにあります。
その一方で、「金利はそこそこだけど、諸費用が安いので、最終的には割安だった」ということもあります。
ですから、諸費用や固定金利終了後の金利も考慮した「本当の金利」=「実質金利」で比較しないと借り換えは成功しません。
③ 一つの銀行・金融機関だけに固執しない!
一つの銀行・金融機関だけに固執するのも良くありません。
もし審査に落とされてしまったら、また一から商品選び、ということにもなりかねません。
そのような事態を避けるためにも、あらかじめ複数の銀行に仮申し込みをするようにしましょう。